2018-11-20 第197回国会 衆議院 環境委員会 第2号
○務台委員 上高地の梓川の事業主体が本当に多岐にわたっています。国交省の次長さんがおっしゃったように、河川管理者は長野県、ただ、長野県だけではやれない。環境省の規制もある。この地域は、国立公園の中でも特に保護が必要な地域として位置づけられております。そこにおける防災上の課題を環境とマッチしてどのようにするか。
○務台委員 上高地の梓川の事業主体が本当に多岐にわたっています。国交省の次長さんがおっしゃったように、河川管理者は長野県、ただ、長野県だけではやれない。環境省の規制もある。この地域は、国立公園の中でも特に保護が必要な地域として位置づけられております。そこにおける防災上の課題を環境とマッチしてどのようにするか。
過日、地元町会の強い要請を受け、環境省、国土交通省、林野庁、長野県、松本市の関係者とともに上高地を訪問しまして、上高地を流れる梓川の河床上昇の現状を見てきました。地元の山小屋関係者の話では、この数年で上高地を流れる梓川の河床上昇が激しく、ちょっとした豪雨でも登山道は浸水し、場合によっては山小屋が流される危険性も出てきているとの話でした。
○原田国務大臣 議員の御地元の上高地は、北アルプスの山岳景観や梓川の清流などが見事に調和した、日本を代表する山岳国立公園でございます。この中で、梓川の河床の上昇は当該地域の自然景観に大きな影響を与えており、環境省においても懸念をしているところでございます。
梓川の河床上昇は当該地域の自然景観に大きな影響を与えておりまして、環境省においても懸念しているところでございます。これに対応するため、平成十二年に、大正池付近及び小梨平付近から明神橋に自然公園法の許可基準の特例区域を設定いたしまして、特別保護地区においても土石採取ができるよう措置をいたしました。さらに、平成二十八年にはその区域を明神橋から横尾付近まで拡張いたしております。
長野道の松本インターと安曇野インターの間に、スマートインターである梓川インターがございます。付近の工業団地にとって、非常に大きな経済効果を生んで、喜ばれております。 一方で、本チャンのインターの安曇野インターをさらに長野道を北に行くと、次に麻績インターというのがあるんですが、実は、安曇野インターと麻績インターの距離が二十三キロもあるんです。
昭和三十年代を振り返ってみると、まさに戦後、何とか我が国を復興しなくちゃいけないということで、一つは大変な電力需要があって、水力開発、もう梓川なんか行っても分かりますけれども、大変な当時発電所がいっぱいできて、あちこち大きな活動があった。
それは、洞沢というところにテントを張って、そこでみんなが用便をするものだから雪渓の水と一緒になって梓川に流れてきた。それを使ったものだから赤痢になつちゃった。私も実はそのとき赤痢に罹患したんです。当時クロマイというのがあって、大変クロロマイセチンが功を奏したので助かったわけですが、やはりそういうことを考えてこれは国家的な危機感を持ってやらなければいけない。
観光客の安全確保と梓川の河床上昇による下流ダムの機能低下防止等のために、国の直轄事業として大規模な砂防事業が実施されております。 焼岳の噴出土石流対策として、二十六年ごろから砂防ダム等の建設が行われており、現在二十の砂防ダムと十四の床固めが設置されて、大正池の埋没防止に役立っております。
第二に、上高地地域保全状況等について申しますと、同地域は、中部山岳国立公園に位置し、最底部が標高千五百メートル、一部民有地を除いた国有地一万一千七百九十三ヘクタールの山岳盆地で、雄大な山岳美と梓川、大正池の清流等の自然と景観の多様性により、夏季を中心として年間約六十万人の利用客が訪れるなど我が国屈指の風景地であります。
○政府委員(山崎圭君) 上高地の上高地地域保全整備計画調査という名前でやっておる調査でございますが、先生御案内のように上高地地域は大変すぐれた景勝地でございまして、中部山岳国立公園のいわば核心部でございますが、ただこれは何と申しますか、周辺の山岳地帯から大量の土砂が押し流されてまいりまして、そのために中心を流れます梓川の川底、河床が上昇いたします。
○辻(第)委員 梓川の水の汚れについて実態調査が二か年計画で進められているようでありますが、昨年六月には中間報告が出ています。最終報告はいつ出るのか。 また、屎尿雑排水処理施設の整備に早急に着手すべきだと思いますが、どうでしょうか。
○説明員(鈴木郁雄君) 上高地の保全事業につきましては、毎年地方連絡会議等におきまして関係機関が協議いたしまして、その年々の事業の計画を突き合わしているわけでございますが、昭和三十七年に、ただいま先生お話しがございました三十七年の協定によりまして一部保留となっておりました上高地の最上流部の取り扱いにつきまして、建設省と林野庁の間で鋭意協議を進めておりましたが、このたび横尾谷の合流点から明神池までの梓川本流
上高地の自然の災害の問題でございますが、御承知のとおりに、上高地の集団施設地区の中央を流れる梓川の河床の上昇に伴いまして、増水時に、周辺の住民の方、それから公園利用者の方々に危険がまず及ぶんじゃないかということが一つございます。
また東京電力は、長野県梓川電源開発に当たって、巨費を投じて建設をした上高地に至る道路をこれまたすべて長野県に無償譲渡しているなどという事例に対比をいたしますと、全く対照的な姿だということがよくおわかりいただけると思います。
それで、これを大方調べてみると、たとえば只見川の電源開発にしても、長野県あたりの奈川渡ダムにしても、梓川の電源開発にしても、これは電力会社と地域の自治体は非常にうまくやって、そして建設のための道路は地域に開放して、そして地域と非常にうまくやっている。
○政府委員(大場敏彦君) 御指摘になりました国営灌漑排水事業の中信平地区の問題でありますが、いま問題の承水路は、梓川左岸の上流部の地域を新開発すると、そういったことに伴いまして下流部に対して悪影響が出てくるおそれがある。そういう意味でその悪影響を防ぐために設置するものでありまして、いわば上流部地域の開発のためには必要な施設だと、こういうふうに私どもも思っておるわけでございます。
それから、稲梓川の上流ですね。ここでは工事の途中で、その工事を中止したところの小開発地帯が一ぱいあるのですね。これが問題になっております。それから、大賀茂川、ここは別荘分譲が二ヵ所あるというのが大きな問題になっています。
梓川、あれも五十鈴川に匹敵するほどの清流ですけれども、あの中には大腸菌がうようよしている。こういうようなのは厚生省のいういわゆる衛生対策の不備に当たるのか、観光行政としてはっきり一つのしきたりというか規制をしてないために行われるのか。かつては世界に冠たる観光地でも、衛生面から見たらこれはまことにはだ寒いものがある。こういうようなことにしておいて、恐らく対策というものはないじゃありませんか。
北アルプス連峰の槍ケ岳や焼岳そして穂高などを通って上高地に貫流する梓川、あれは清流で通っているのです。しかし、その梓川自身も大腸菌で汚されて、対策はさっぱり進んでおらない。今度は岡山県の鷲羽国立公園でも、特別区域の松が冒され、対策も不十分。コンビナートが原因だという結論さえまだ出ておらないという状態。 北海道の支笏湖国立公園でも同様に、生活環境に係る環境基準は湖沼類型のAAなのです。
梓川の水はきれいです。ほとんど比類ないほどきれいです。その川が大腸菌でよごされております。これはこのままにしておいたならば、世界の恥さらしになります。したがってこれを系統的に調査されて、そしてその調査の結果を知らせてもらいたい。このことを要請して私の質問を、十分間でもの足りないのでありますけれども、終わらせてもらいます。特に委員長に感謝いたします。
たとえば梓川の上流の焼の砂防工事事務所へ行っても、これは相当な人間が入っているんです。大規模な現場です。けれども、機構、形だけは縮小しろというから縮小したにすぎないんで、実態はちっとも変わってないんです。ということなんですね。あなた方だって何もこれはもう、高橋君は現場知らぬだろうけれども、現場の人間がどんどん縮まっていいんだという考えは持っておらぬでしょうね。
たいへん心配になりますのは、上高地で、この間も新聞で報道されておりましたけれども、梓川の周辺が全く駐車場になってしまって、二人や三人で持てないような大きな石を置いて、駐車を防止しなければならぬというふうな状況が起こっているという報道がなされておりました。そういうばかげたことになったのでは困るのではないかというふうに思うんですよ。